2016年 06月 19日
一つ身の浴衣 4 |
今日は一日オバ活動です。
いやーしかし、キーボードを打つ指が痛い。。
人差し指が…。
思い出してみれば、お仕立てが仕事だった頃は、親指と人差し指の皮膚が固かったです。懐かしい。
早速ですが、こて。です。
昭和のフォルム!
昔のこたつみたいなコード笑!
今でもこのデザインで売ってるのかなー。
お釜の部分が熱くなって、こてが熱くなるという超シンプルなお道具です。
アイロンとかでなんとかなる作業もあるにはあるのですが、やはり着物の仕立てにこては必要です。
こてでしるしつけをする方法とかもあります。
一本だけでコードに繋がっている、電気仕掛けの今風(?)なこてもあるらしいです。
しかしこの取っ手のついた鉄の棒を、熱い金槌みたいな感じで使う事があるので、結局はこの形が使いやすいです。。
機械仕掛けのでバンバン叩いたら、多分壊れる…。いや普通壊れる…。
先日時間がある時に、お袖の柄を見てどっちにどっちを付けるか考えておきました。
ちっちゃくて、ほとんど四角ですね。。
丈と丸みの部分の印をつけて、縫い始める。
袖口は後でやることにして、袖の丸みをすることにしました。
丸み部分の1分(いちぶ。4ミリ弱)上をもう一本縫います。
曲尺の1分は3ミリ強なのですが、鯨尺だと4ミリ弱になります…。
難しいことはこちらのウィキペディアまで。。
ボール紙で作った型を入れて糸を引っ張りまして、左右に針を突き刺します。裁ち板まで貫通しております。
縫い物と言っても、結構力が要る時があるのです。
そしてこてで抑えて、この状態をおぼえてもらったら、針を外します。
次にほにゃほにゃした部分を、こてを使って折り畳んでいくのですが、これは全くもって両手がないと出来ない作業なため、写真がありません…。
いきなり出来上がり。餃子のようです。
折り目がバサバサしないようにところどころ留めて、一番とんがっているところを袖の内側になる方に目立たないようにとめたら、丸み完成。
手縫いで出来てる浴衣や着物は、ほんとうに大量の手間がかかって出来ております。
きっと手仕事全般、みんなそうなんだと思うのです。
だからもっともっと、そういう作業に適正な評価がされるといいな。っていうのが全ての手仕事の人達の願いではないでしょうか…。
急に重くなった。。
今日はあと、おくみという部分を裁ってヘラ付けをしました。
本当は最初に全体を裁ってヘラ付けもして、お袖から縫うもののようですが、社会人的には出来る所から出来る所までやるというスタンスしかありません。
フリーダムな進行状況です。
鍵おくみという、10年ぶりのオバを悩ますイレギュラータイプでございました。。
頭痛くなった…。
とうとうお尻に火がついたので、今日は作業が多く、ブログも長い!
あとはとにかく縫うばかり。。
今週は仕事から帰って来たら、真面目に縫うぞ……。
お読み下さった方!ありがとうございます!
また明日〜。
続きはこちら→「一つ身の浴衣5」
by urslazuli
| 2016-06-19 21:00
| 着物